考え方と自己肯定感 vol0.01
多くの日本人は自己肯定感を得るのに大変苦労しているのではないかと思います
斯く言う私自身も自己肯定感を得るために長年苦しんできました。
今もずっと苦しみ続けています。
今回はなぜ自分を肯定するのがこんなにも困難なのかを考えていきたいと思います。
1.失敗を悪と考えてきた悪しき風習
- 失敗や試合で負けることが悪であり、命を賭して償わなければならないという根底の考え方が古くから根付いていること
- 日本の川は清流のまま海に流れ込むことから”正しい”ことは”清い”とされてきた →悪いことは汚いので浄化やお祓いを行う
- 学校教育の現場では正しい発言をする子の方が”偉い”とされていることがある *個人の意見です
- 間違えたことや失敗をした人に対し体罰や人格否定などの罰を与えてきた背景がある →間違えたことを修正するより罰を受けることを避けるようになる
- 過去に犯した失敗のおかげで今があると言う考えがない?
2. なぜ失敗したのかを論理的に考えてこなかった
- 結果には必ず原因があるため、その人の人格や潜在的なものではなく原因となった行動を修正するべきと言う考えがない?
3. 同じ土俵に立たされる
- それぞれの性質や性格を無視して”同じ”にならせようという教育→同じじゃない人は本当に出来損ないか?反対に”普通”の人はなぜ有難がられるのか?
- 容姿や運動能力などで優劣をつけてきた→先天的な要素は運命を決めるのか?
- 自分にしかないものを知らないまま成長した
*?は個人の意見でしかないことをご留意ください
パッと思い浮かぶ理由だけでもこれだけたくさんあります。(また浮かんだら新しいバージョンをアップデートします)
これだけの考えられる要因があって急に”自分を好きになれ!””自分を好きになろう!”と言われたところで自分を好きになることは不可能に近いと思います。
まずは自分を好きになろうと無理にしないで、過去の失敗を客観的に見て少しでも今の力になっていたら苦しいことを乗り越えた自分を褒めてあげましょう
シリコンバレーでは競争が激しいため失敗のエピソードが多いほど重宝されるなんて話もあります。過去の失敗、好きになることができない自分、全て自分の武器だと考えて強く生きていきたいものですね。