考えるブログ🦋

アメリカにいる大学生が日々考えたことを忘れないように書き留めているブログです。お手柔らかに。

考え方と休息のとり方 vol.0.1

皆さんは、いっぱい寝たのに疲れがとれない..という経験をしたことはありますか?

たくさん寝て十分な休息を取ったはずなのになぜまだ疲れているのか...とモヤモヤしてしまいますよね。

 

その原因は、疲れに合った休息がとれていないからかもしれません。

実は、休息には7種類あり、それぞれの疲れに合わせて休息方法を変える必要があります。

 

今回は、アメリカのカウンセリングセンターで学んだ、7種類の休息方法を紹介します。

(出典)

ideas.ted.com

まずは、一日で①-⑦のどの部分を一番使ったかふり返り、考えてみましょう。

そして、バッテリーが減った部分を重点的に充電するようなイメージです。

 

① mental rest(心的休息)

時間に追われて急いでいる時、心のバッテリーは少しずつ減っていっています。

毎日何かに急いでいて、イライラしてしまう、そしてそのイライラのせいで仕事に集中できないということがありませんか?

いくらたくさんのコーヒーを飲んでも頭がシャキっとせず、集中できないとき、心的休息が必要かもしれません。

 

そんな時は…

・ダウンタイムを設ける

→ 2時間仕事や勉強をするたびに、必ず一度心を落ちつかせる時間をとる

→一度今やっている仕事や勉強をやめてみる(短時間で大丈夫!)

 

・リラックスした状態で、頭の中にある考えを全てノートに書き出してみる

 

② spiritual rest(精神的休息)

Spiritual restは、心(mental)と身体(physical)をつなぐ架け橋のような役割を果たします。身体は元気なのに心が追い付かないなど身体と心がうまく相互的に作用できない時は、Spiritual restが必要です。

 

・希望について考えてみる

・ポジティブシンキングを意識してみる

・知らないことに興味を持ってみる

・歌う

・人生において物質的ではない側面を意識してみる

・1日を振り返る時間を持つ

・自然にふれる

 

③ emotional rest(感情的休息)

色々な人の顔色を窺って気を遣いすぎて疲れることが、日本では特に多いように感じます。

感情的に疲れすぎると、しんどい時や助けが欲しい時に素直にしんどい事を伝えられなくなります。

気を遣うことがあまりにも習慣的になりすぎている場合は、感情的休息が必要です。

 

・大切な人と連絡を取る

・自分にご褒美をあげる

・笑える動画や本を見つける

・自分が快適に過ごせる活動をする

・自分の感情を見つめ直し、自分自身の感情を許してみる

 

④ social rest(社会的休息)

③感情的休息と似ていて、仕事場や学校などの人間関係に疲れた時。

そんな時は、、、

・誰かがあなたのためにしたことを許してみる

・親戚に会いに行く

・心の中の恐れ.希望、秘密を思いきって信頼している人に話してみる

・長い間連絡を取っていなかった知り合いや友達に連絡してみる

・助けを求めてみる

 

⑤ sensory rest(感覚的休息)

一日中まぶしい光や、パソコンのライト、騒がしいオフィスなどに囲まれて疲れてしまうということもありますよね。

一度にたくさんの話を整理しなくてはいけないなども感覚が疲れてしまう原因の1つです。

 

そんな時に...

・1分間、目を閉じてみる

・1日の終わりに、デジタルデトックスをする

→寝る前にスマホやパソコンを見ないようにするなど。

 

⑥ creative rest(創造力の休息)

たくさんの問題を解決した後、またはたくさんのアイデアを出さなければならなかった後には創造力の休息が必要です。

創造力の休息を取ることで、またフレッシュなアイデアや問題解決能力を取り戻すことができます。

 

・自然に触れる

→動物に触れたり、海や川、滝などを見に行く、植物に触れる

山に登ってみるなど

・アートに触れる

→美術館に行くなど

 

⑦ physical rest(身体的休息)

身体が過度の運動や仕事によって疲れているときに良い休息です。

受動的休息と、能動的な休息があります。

受動的休息は、十分な睡眠や、短時間のお昼寝など

能動的休息は、ヨガやストレッチ、マッサージなど体を動かす休息方法です。

 

メンタルヘルスのボランティアで学んだ休息法は、

・空腹のときは、十分な量の食事をとり、空腹ではない時は食べない。

・必要な場合はためらわずに病院に行く

・病気の時は、仕事や勉強をしない

・十分な睡眠をとり、睡眠習慣に従う

 

 

休息は、この世の中で最も安全で健康的な療養の1つです。

しかし、疲れがとれなくてどうしたらいいか分からないという方も多くいるのではないでしょうか。そんな方々の少しでも助けになれたら幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

考え方とコミュニケーション vol1.1(ポジティブな自己対話)

皆さんはコミュニケーションは得意ですか?

カウンセラーの先生との治療の中で、人とのコミュニケーションで大切なことの一つに自分とのコミュニケーションがあると学びました。

今回はコミュニケーションの中でも、ポジティブな自分とのコミュニケーション(対話)、positive self-talk についてまとめていきたいと思います。

 

ポジティブな自己対話は自信を生み、円滑なコミュニケーションを実現しますが、

ネガティブな自己対話は無気力に繋がります。(自分はなにをやってもダメだ。。など)

うつ病や不安神経症の人はそういったネガティブな自己対話を体験しやすいそうです。

 

ネガティブすぎる自己対話によって相手の話に集中できなくなることもあるので、相手に悪い印象を与えることも少なくはありません。

 

ポジティブな自己対話(positive self-talk)を練習することで、

・ストレスや不安を軽減

・幸せの増幅

・健康的な習慣につながる

・自己肯定感の増加

・ネガティブな感情による身体的苦痛の軽減

などが期待できるそうです

 

ここからは10個のpositive self-talk の練習方法を紹介します。

1. ネガティブな自己対話の発見

まず初めに、自分がどういったタイプのネガティブな発言を自分にしてしまっているのか知る必要があります。

(以前ブログに書いた役に立たない考え方スタイルもぜひ一緒にどうぞ→)

 

kasuminnsireen3.hatenablog.com

 

・Personalizing(個人化)

全ては自分のせいだと思ってしまっていないか?

・Magnifying(拡大化)

嫌な経験や思い出にばかり焦点をあてて、その出来事を拡大しすぎていないか?

・Catastrophizing(カタストロフィー)

最悪の状況を想像、想定しずぎていないか?

・Polarizing(極論)

考えが極論すぎていないか?物事のグレーを無視して黒と白で考えてしまっていないか?

 

どのタイプか特定することで、なにがトリガーになるのかを特定することができます。

 

2. 自分自身を友達だと思ってみる

もしあなたに大切な友達がいたとして、その友達にひどい人格否定や侮辱をするでしょうか?

友達には優しく、いい友達でいたいと思いますよね。

自分自身を友達のように考えることで、自己対話をより自分に優しく励ますようなものにできると思います。

 

3. セルフケアを第一に考える

たとえ少しの時間しかなかったとしても、心を落ち着かせる運動やマインドフルネスは良いセルフケアになるのではないのでしょうか。

例えば、自分の好きな食事を作るまたは食べる、運動やヨガをしてみる、あなたの好きなことをなんでもやってみる!→ゲームや読書

→できるだけ外でできることの方が好ましい

(家の中にひとりでいると、ネガティブな考えが増幅してしまう可能性があるから)

 

4. できるだけネガティブな考えの元を避ける

ネガティブな考えは、ネガティブなニュースやネガティブな友達から影響をうけていることがあります。

対処としては

→スクリーンタイムを減らそうとしてみる

→ネガティブな友達から距離を置いて、ポジティブな友達と一緒にいるようにする

 

これが簡単そうですごく難しいことなので、

まずはネガティブな考えに触れているときに、意識して注意してみることから始めるのもいいと思います。

 

5. 感謝の練習をする

あなたが心の中で何に感謝しているか考えてみましょう。

感謝していることに注目してみることで、あなた自身の行いを改善するだけでなく、自分自身への自信にも変化を起こせます。

 

6. 自分に使う語彙を変えてみる

何か行動を起こす時に、”私にはできない!”と考えてしまっていませんか?

できるかできないかに関わらず、一度心の中で”できる!”と言ってみて心の変化に注目してみてください。できることも増えるのではないでしょうか?

なぜなら、あなたはもともと”できる”人だから。

 

7. タイムアウト

これはアンガーマネジメントなどでも使うテクニックなのですが、

自分がネガティブな考えをしてしまっているなと気づいた時に、意識的に数秒間考えるのをやめるというテクニックです。

一度考えをストップさせてみると、ポジティブな考えが流れ込みだすように流れを変えることができるのです。

 

8. 視覚的に意識する

オフィスのデスクや自分の家のテーブル、冷蔵庫などにポジティブな言葉を貼り付けて目につくようにする方法です。

ポジティブな言葉を視覚的に取り入れることで、

頭の中にそのポジティブな考えが根付くようになれば素晴らしいことです。

 

9. 笑い

笑いは心の薬とも呼ばれています。自分の好きなお笑いや動画、映画などで笑ってみましょう。あなたの笑顔はあなたを幸せにするだけではなく、あなたの周りの人も幸せにすることができます。

 

10. 専門家に相談してみる

もしあなたが1~9の全てのステップを試してもなお自己対話につて悩んでいるのならば、専門家に相談してみるのも一つの方法です。

専門家の方は、もっとあなたに合った戦略を持っていると思います。

一度相談してみて、そのアイデアを取り入れてみるのもいいかもしれません。

 

出典:

https://www.delawarepsychologicalservices.com/post/10-ways-to-practice-positive-self-talk

 

 

考え方と中毒 vol1.1

連投失礼します!

今回は中毒についてです。

 

薬物中毒の人が薬物を使うタイミングはいつだと思いますか?

 

 

 

私は日本にいた時に薬物中毒者のドキュメンタリーを見たのですが、

薬物中毒の人が薬物を使うタイミングは

孤独を感じた時

社会に必要とされていないと感じた時

新しい人との出会いが少ない時

です。

 

私自身も電子機器中毒で精神科で治療を受けているのですが、

とにかくこの3つを意識すればいいと言われたので今回シェアさせていただきます。

 

1. Stay busy -忙しくあれ

とにかくいそがしく過ごすことで電子機器を触る機会自体を減らします

3つの仕事をするようにしろとも言われました。例えば

ーバイト

ー勉強

ーボランティアやイベント

を一日でこなすということです。すごい忙しいですよね

 

2. Being public

これはなんと訳せばいいかよくわからなかったのですが、

publicな存在でいろということです。

例えば仕事をすると、仕事場の代表になるということです。

顧客との会話ややりとりの中で”見られている”存在になるということがBeing public ということなのです。

 -> public な存在になることで新たな立ち振る舞いを身につけることも重要!

仕事だけでなく、勉強を外でしてみるなども”見られている”存在になることですよね。

 

3. get connected to new people - 新しい人との繋がり

新しい人との繋がりも孤独感や閉塞感、中毒に走るのを阻止することができます。

社会から必要とされていると感じることも、中毒状態から抜け出すきっかけにすることができます。

 

 

私と同じように中毒に苦しんでいる方の助けになれば幸いです!

 

考え方とヘルシー・マインド・プラッター vol1.1

連投失礼します!

今回はヘルシーマインドプラッターです。

一日に何に時間を費やすかを意識しバランス良い一日を過ごすことで精神的健康を図るプラッターです。

7つの項目を一日に振り分けて、睡眠時間は削らずに時間をかけすぎている項目を他の項目に振り分けることでバランスを保ちます。

円グラフにかき起こした時に大きな偏りがある場合、その項目を見直す必要があります。

 

1. Focus Time - 集中する時間

目標に向かって密接に仕事に集中している時間です。

社会人の方なら、仕事

学生の方なら勉強時間となります。

読書などもこの時間に入ります。

 

2. Playtime -遊び時間

自発的な遊び時間です。この時間が想像力を養うのに役に立ちます。

趣味や、ゲームなどです。

 

3. Connecting Time - 交流時間

人と関わり、コミュニケーションをとる時間(理想的にはオンラインではなく直接会う)です。周りの自然界に感謝する時間を持つことで、脳が活性化され強化されるそうです。

植物園に行ったり動物園に行ったりして自然界(動物)に触れ合う時間もこの時間に含むことができます。

 

友達と遊びに行く、デート、家族との時間、オンラインゲーム、植物園に行くなどです。

 

4. Physical Time- 体を動かす時間

ジムに行ったり、ランニングやウォーキングをするなど体を動かすことで脳の活性化を促進する時間です。

 

5. Time In -ふりかえり時間

1日を静かにリラックスした状態で振り返る時間です。

その日の受けた感覚、イメージ、感情、思考に焦点を当てて一日を脳の中を整理する時間です。

瞑想や寝る前のストレッチなどに取り入れるのも良いですね。

 

6. Downtime -ダウンタイム

集中せずに特に目的も定めずリラックスする時間です。

脳をリフレッシュする時間です。

 

携帯を触る時間がこれに含まれますが、中毒状態に陥るとこの時間の割合が多くなりすぎるので他の項目に割り当てることでバランスを保ちましょう。

 

7. Sleep Time- 睡眠時間

脳の休息時間です。

必要な休息を与えることで、学習能力を高め次の日のために体力を回復させます。

7時間以上の睡眠が推奨されています。

睡眠時間を削らず、睡眠時間をベースに時間割合を考えることを推奨します。

 

 

7つの項目の時間をバランスよく取ることで、健康な精神状態を目指そう!

drdansiegel.com

考え方と役に立たない(無意味な)考え方スタイル vol 1.1

今回は役に立たない(無意味な)考え方スタイルです。

英語ではUnhelpful Thinking Stylesで、私が直訳で役に立たない(無意味な)考え方スタイルと付けました。

もうちょっとかっこいい訳し方があるのかもしれませんが直訳すぎてすみません。。

 

Unhelpful Thinking Stylesは10個の自分にストレスを与えてしまう、良くない考え方です。

この10個の考え方を知っておくことで、この考えをしてしまっているなというときに

「これは考えなくていいことだ!」と自分を楽にしてあげられることを期待しています。

これから説明が長いので先に画像を見て気になった項目の説明を読むのを推奨します。

 

1. All or nothing thinking (black and white thinking) ー0か100か

 

物事を0か100か、白か黒か、なしか全てかで見てしまう考え方です。

人間は怠惰な生き物なので物事をできるだけ単純に簡単に捉えようとしてしまいますが、世の中はそんなに単純で簡単なものではありません。

複雑でグレーで曖昧なことだらけなのです。

物事にはいい点もあれば悪い点があり、いいことばかりや悪いことばかりではないということです。

 

例えば、

私は完璧な人間ではないので成功しない → 成功している人は皆完璧ではない

→成功の内容は定義されていないのでかなり曖昧なもの

 

面接で一つの質問をうまく答えられなかったので、面接は失敗だったと思う。

→その質問の返答は良くなかったかもしれないけれど、他の返答は良かったかもしれない

→成功かもしれない(10問のうち1つ間違えても9問あってれば成功だよね?)

 

この考え方は完璧主義にもつながっています。

完璧じゃなくても(そもそも完璧にはなれないし)素晴らしい!

完璧じゃなくても目標は達成できる!

 

2. Overgeneralizing -過度な一般化

 

1つの出来事で世の中の全てがそうだと結論付けてしまう考え方です。

例えば

今日嫌なことがあった。これからも嫌なことしか起きない。

→今日嫌なことがあっても明日はいいことあるかもしれない

 

今日また嫌な人にあった。世の中には嫌な人ばかりだ。

→嫌な人も、いい人も世の中には必ずいる。

 

主語が大きくなりすぎると、人を傷つけてしまうのと同時に自分も傷つけてしまうということですね。

 

 

3. Mental filter -メンタルフィルター

 

悪いことにばかり注目してしまって、いい事を無視してしまう考え方です。

フィルターをかけたときにいいことだけ消えていって、悪いことだけ残ってしまうイメージです。

例えば、

恋人と喧嘩をした。ずっと喧嘩ばかりの最悪の思い出しかない。 

→一緒にお出かけしたり、楽しかった思い出は無視されている

 

大学の思い出は友達もできなかったし、成績も良くなかったし最悪の思い出だ。

→いい教授に出会えたり、バイトを頑張った思い出は無視されている

 

いいことを思い出せれば、思い出もいいものになるかもしれませんよね。

 

4. Disqualifying the positive - ポジティブなことを失格とする、ポジティブなことの却下

 

起こったポジティブなことは自分の頑張りや、努力の結果ではなくただの幸運の結果であると理不尽にポジティブなことを却下する考え方です。

ただの幸運と思う他に、それはあまりに簡単すぎたので良いこととしてカウントされるべきではないと却下してしまう考え方です。

 

例えば、

運が良かった、作業が簡単だった、他人が親切だったなどの理由で、自分の成功に携わった自身の努力を無視する。

賞賛や賛辞を数えることに意味がないと言い訳する。

 

自分の努力が、人に認められたら嬉しいものです。しかし、自分がまず自分自身の努力を誉めてあげなければ自分が報われないというフラストレーションに苛まれてしまうかもしれません。

 

5. Jumping to conclusions -結論の飛躍

結論の飛躍には2種類あり、どちらも想定できないはずの結論を想像して結論付けてしまう考え方です。

1つ目はMind Reading(読心)

人の行動や仕草で勝手に相手の気持ちを考えてしまう考え方です。

 

例えば

街で歩いていたらすごくジロジロ見られた。自分が醜いからだ。

→ジロジロ見てくる人に何を考えているか聞いたわけではない

 

この考え方に陥ったときに大切な考えるべきことは

”実際に相手の気持ちを聞いたか?”です。

 

2つ目はFortune Telling(未来予想)

私たちは自分の未来がどうなるか予想することはできません。

予期していなかったことが起こるし、だからこそ楽しいものになると思います。(反対に予測できない不幸や辛いこともありますよね)

 

この考え方は自分の未来は予想できると考えてしまう考え方です。

こういう考え方をしていると、予測できないことが起こったときにパニックになってしまったり、絶望を感じてしまうこともあります。

 

 

6. Magnification (catastrophizing) & minimization (拡大と最小化)

拡大化と最小化は仕事や課題に取り組むときに陥りがちな考え方です。

Procrastination(後回し癖)にもつながる考え方です。

 

拡大化は物事を実際よりも大きく重大に考えてしまうことです。

すごく量が多くてどうしたらいいかわからない課題や仕事があるときに、小さなタスク(ステップ)に分けて書き出してみると意外とやること少ないということがありませんか?

それは最初にその課題や仕事を見たときに拡大化してしまっているからです。

 

反対に、最小化は物事を小さく見積りすぎる考え方です。

あまりにも仕事や課題を小さなものと考えすぎると、今はまだ取り組まなくてもいいんじゃないかと考えてしまいます。

最小化も拡大化と同じく、小さなタスクに分けて考えることでいつ取り組み始めたらいいかなどを可視化することができます。

 

7. Emotional Reasoning (感情の理由づけ)

これは割とそのままの意味で、感情に頭で考えた理由づけをしてしまう考え方です。

 

人間の感情は言葉で言い表せないものばかりです。

あなたが悲しい気持ちになったのはあなたが弱いからではありません。

あなたが泣いたのは、あなたが馬鹿だからではありません。

 

自分の感情を完全にコントロールできないように、感情に理由はありません。

 

8. "should" "must" -しなければならない

これは自分自身に”しなければならない”の呪いをかけてしまう考え方です。

 

自分自身に”OOしなければならない”という強制をしてしまうことで、それが実行できなかった時にひどい罪悪感を感じてしまうのです。

 

加えて、自分以外にもOOしなければいけないと言ってしまうと、関係性が悪化したり、混乱を招く可能性があります。(商談や議論の際に使うと話が通りにくくなるという説もあります)

 

9. Labeling -ラベリング

自分自身にラベルを貼ってしまう考え方です。

例えば、

私は馬鹿なので何もできない。

→本当は馬鹿ではないのに、勉強の機会や知識を得る機会を失ってしまう

 

意外と自分は自分のことを何も知らなかったりします。

ラベルを剥がしてチャレンジしてみると”自分こんなことできるんだ!”と新たな自分に出会えるかもしれません。

 

10. Personalisation -パーソナライゼーション

全てが自分のせいではないのに全て自分のせいであるように捉えてしまう考え方です。

必要以上に自分を責めてしまうということです。

物事に挑戦したときに失敗してしまったとして、全てが本当にあなたのせいでしょうか?

運、その日の体調など様々な失敗の要因がありますよね?

 

加えて、自分ではなく全ての責任を他人のせいにしてしまうのもパーソナライゼーションです。他人ばかりを責めてしまうと関係性も悪くなりますし、全てが誰か一人のせいになることはありません。

誰かのせいと考えるよりも、次に失敗しないようにどう対策をしていけばいいのかを考えていけるとこの考え方を避けることができるようになっていくと思います。

 

Unhelpful Thinking Styles

 

考え方とセーフティプラン vol1.1

今回はアメリカの大学の精神科で学んだセーフティプラン(自殺防止プラン)についてです。

これは私が精神科に初めて行った時に学んだ自殺を考えたときに実行すべき4つのステップです。

 

自殺を考えた時、自殺以外のことを考える余裕が無くなってしまいがちですぐ実行に起こしたくなってしまうかもしれませんが、まずこの4つのステップを考えてみるのが重要だそうです。

この4つのステップを事前に計画しておくことで(紙などに書くのもいい)、いざという時に役に立てていただければ幸いです。

 

 

1. 自殺思慮が薄まることをしてみる

 

嫌なことがあった時や死にたくなった時にそのことを考えずにすむ、気を紛らわせることができることをここでは実行します。

例えば、、、

寝る→ 起きた時に嫌なことを忘れられていることがある

料理→ 料理に集中して気が紛れる

音楽をきく→無心で好きな音楽をひたすら聴くと気が紛れる

歌う→心の中の重い空気を排出できる

読書→ 好きな本をひたすら読んで嫌なこと忘れられる

 

などです。これは例えですので、自分が辛い時何をしたら気がまぎれるか考えてみてくださいね。3つやることを考えておくのが良いそうで、私は

寝る

読書

音楽を聴く

にしました! 1で自殺思慮が薄まらなかった場合2に進みます。

 

 

2. 他愛のない話を誰かとする(話をしていて気を遣わない、くだらない話ができる人と)

 

ここでは、自分の心の状態や、辛いことを晒し出す必要はありません。

ただ、いつものようにくだらない話、雑談をしてみるのです。

くだらない話をしていると悩んでいたことが急に馬鹿馬鹿しくなってくることもあると思います。

 

Step2では気の置けない友人、家族、知人、恋人などを3人リストアップするようにと言われました。私は気の置けない人は2人しかいないので2人でもいいようです。

最低一人、オンラインの友人でもいいそうです。

2でも自殺思慮が薄まらなかった場合3に進みます。

 

 

 

3. 悩みや自殺思慮について信頼できる人に話す

 

2であげた人でも良いですし、信頼できる友人、知人、家族、両親に思い切って悩んでいること、死んでしまいたいと思っていることを話してみましょう。

大体の人は、親身に心配してくれると思いますし、一人で考え込むよりいいアイデアが出たり、一緒に病院に行ってくれたりなど様々な客観的な解決策が浮かび上がってくると思います。

自分の心の中を話すことは裸を晒すよりも恥ずかしいという考えの方もいると思いますし、大変勇気がいることだと思います。

 

しかし、人は自分が頼られている、心を開かれると嬉しく感じることもあること覚えておいてください。

ここでも信頼できる人を3人あげることを推奨されていますが、最低一人でも大丈夫です。

3でも自殺思慮が薄まらなかった場合4に進みます。

 

 

4. 緊急連絡先に連絡する

アメリカでは精神の救急は身体の救急と同じで911に電話すれば空いている精神病院に運んでもらえます。 また、自殺を行動に起こしてしまいそうな場合は、監視をお願いすることもできます。その場合はシェルターのような場所に入れてもらって、自殺行動の心配がなくなるまで監視してもらうことができるそうです。

 

日本の場合は調べてみたところ119は身体的な緊急のみなようなので(確かではないのでご自身でも調べてみてください)#7119 で聞いてみるのも良いと思います、

全ての都道府県に設置された精神科救急に電話することをおすすめします。

詳しくはこちら

www.e-healthnet.mhlw.go.jp

心のホットラインはつながらないことも多いそうなので、精神科救急の方が信頼できるかなという感じです。

 

この4つのステップを自殺思慮が浮かぶたびに繰り返すことで、実際に行動に起こすことを防ぐ効果があります。

大体は1, 2 を繰り返す感じで3,4にはなかなかいかないことが多いそうです(先生談)

命を守るために大変ためになると思ったので今回シェアできて嬉しいです。

ではまた次回!

 

考え方と勉強スタイル vol0.01

アメリカの大学生になってから、勉強の奥がこんなに深いものなのかと驚くことが増えました。これは日本の勉強の教え方を批判しているわけではなく、私がアメリカに来てから真剣に勉強に向き合うようになったからです^^

勉強について書くのはあまりにも膨大になりすぎると思ったので、今回は勉強方法に焦点を当てて考えていこうと思います。

 

今回は語学学校に入ったときに習ったベースとなる勉強スタイルについて書きたいと思います。

勉強スタイルとは一人一人に合った効率的な勉強方法があるという考えのもとで、その中でも4つの勉強スタイルに振り分けたものです。(諸説あります) (日本語訳は私独自のものです)

 

1. Visual learners(視覚学習型)

この型に当てはまる人は主に視覚によって効率的に勉強します。グラフや、表、画像などによる情報が一番頭に入りやすく感じる傾向にあります。図表や資料集などを用いた勉強が向いています。情報の優先順位を提示されると効率的に学習できるタイプでもあります。

 

2. Auditory learners(聴覚学習型)

この型に当てはまる人は主に聴覚によって効率的に勉強します。耳で聞いた情報が一番頭に入りやすいタイプです。講義やラジオ、書いたものを読んだ音源を聞くといった勉強方法が向いています。

 

3. Reading/Writing learners(読み・書き学習型)

この型に当てはまる人は主に読んだり書いたりすることによって効率的に勉強します。教科書やワークシートなどの文字を多用したものからの情報が最も頭に入りやすいタイプです。講義などのメモ書きやノートを参照する勉強法が向いています。

 

4. Kinesthetic learners(運動学習型)

この型に当てはまる人は主に体を動かすことによって効率的に勉強します。勉強に結びつけて体を動かすことで学習能力を発揮します。科学の実験などの五感を使った学習方法が向いています。

 

 

語学学校では、自分の勉強スタイル、学習型を把握することで大学での学習で成功を収めることができると教わりました。

この考え方は大学三回生になった今でもとても役に立っています。

私は1,3の要素を持っているので,教科書を読んだり教授が作成した講義ノートを授業の前後に読むことで授業の内容の理解を深めています。ちなみにテスト前もテキスト読んだり、理系科目は問題を解く(writing)を取り入れると成績が上がります。

 

この考え方に科学的根拠があるかどうかは私の学がないが故にわかりませんが、勉強の仕方に悩んでいる方の一つの選択肢として助けになれば幸いです。

 

ではまた次回🦋